枯山水の有名な庭師・作庭家
日本独特の美意識「侘び寂び」を感じれる枯山水は、日本人だけでなく海外の人にも大人気の観光スポットです。
枯山水を作庭したことで有名な庭師・作庭家を紹介します。
有名な枯山水の作庭家
作庭家とは、庭園の作家のことで、日本庭園のデザイン・設計を担った人を指します。
夢窓疎石(むそうそせき)
夢窓疎石は、鎌倉時代から室町時代(1275年〜1351年)に活躍した作庭家で、臨済宗の禅僧として枯山水に善の精神を注入した人物です。
一般的には、夢窓国師と呼ばれることが多いです。
国師とは、朝廷から高僧に授けられる称号のことで、尊敬の念を込めて夢窓国師と呼ばれることが多いのです。
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夢窓疎石(むそうそせき)という鎌倉時代から室町時代に活躍した枯山水の庭師・作庭家
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善阿弥(ぜんあみ)
善阿弥は、室町時代(1386年〜1482年)に活躍した作庭家で、河原者という被差別身分の出身ながら室町幕府の8代将軍足利義政に重用された実力者です。
雪舟(せっしゅう)
雪舟は、室町時代(1420年〜1506年)に水墨画で活躍した絵師として有名ですが、禅宗の僧であり枯山水の作庭家でもあります。
賢庭(けんてい)
賢庭は、江戸時代の作庭家で、後陽成天皇から「賢庭ト云天下一ノ上手也」と勅を賜ったほどの石組名人です。
圓徳院は、賢庭が作庭した伏見城の庭を移し小堀遠州が手を加えたものとされています。
小堀遠州(こぼりえんしゅう)
小堀遠州は、江戸時代(1579年〜1647年)に活躍した作庭家で、徳川家康に仕えた大名であり、遠州流茶道の祖として茶人でもある人物です。
石川丈山(いしかわじょうざん)
石川丈山は、江戸時代(1583年〜1672年)に活躍した作庭家で、文人であり煎茶の祖として茶人でも有名であった人物です。
金森宗和(かなもりそうわ)
金森宗和は、江戸時代(1584年〜1657年)に活躍した作庭家で、武人であり茶人でもあった人物です。
重森三玲(しげもりみれい)
重森三玲は、昭和(1896年〜1975年)に活躍した作庭家で、「永遠のモダン」を目指して枯山水庭園を数多く作庭しました。
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重森三玲(しげもりみれい)という昭和に活躍した枯山水の庭師・作庭家
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枯山水の作庭家まとめ
枯山水を作庭したことで有名な庭師・作庭家をご紹介しました。