水を一切使わずに自然風景を表現する枯山水は、一体どうやって作るのでしょうか?
枯山水の庭に描かれる砂紋は、実は人がレーキを使って手作業で引いているのです。
そんな砂紋がどうやって描かれるか、枯山水の作り方を丁寧に解説します。
枯山水の作り方
枯山水の庭に描かれる砂紋は、どのように作られているのでしょうか。
あんなにキレイに描かれている枯山水の砂紋は、実は人がレーキを使って手作業で引いているのです。
言葉で表現するのが難しいので、下記の動画をご参考ください。
砂紋を引くポイント
- 直線は無心で真っ直ぐ引く
- 小さな円は歩幅を小さく特に丁寧に
- 角も怠らず丁寧に引く
- カーブは流れに逆らわずゆったりと引く
- 砂紋を踏まないように慎重に作業する
枯山水を作るときに使う道具はレーキ(熊手、砂かき棒)
枯山水の砂紋を描くときに使う道具は、レーキ(熊手、砂かき棒)です。
元の英語では「かきはらう、掃除する」という意味があり、短い鉄の歯をくし状に並べた農具のことを指します。
サッカー部や野球部の方は、グラウンド整備で使ったことがあるのではないでしょうか?
日本語ではその形から熊手と呼ばれたり、砂かき棒とも呼ばれます。
このレーキを使って、人が丁寧に1つ1つ描いて砂紋を作ります。
レーキがどのようなものか解説します。
レーキを使ってどのように砂紋を描くか?
このレーキを使って、人が丁寧に歩きながら砂紋を描きます。
無心になり直線はまっすぐ、小さな円は歩幅を小さく特に丁寧に描きます。
一度描いた砂紋を踏まないように慎重に作業する必要があります。
枯山水で使うレーキの探し方
実際に商品をみて購入したい方は、ホームセンターに行くのがおすすめです。
ネットでも購入できるので、下記リンクから探してみてください。
枯山水の作り方がわかりやすい動画
そんな枯山水の作り方がわかりやすい動画をまとめてみました。
2019年冬にJR東海の「そうだ京都に行こう」キャンペーンで枯山水が特集されており、作り方のわかりやすい動画が公開されました。
その他にも、昭和初期を代表するモダン枯山水の作庭家「重森三玲」が手掛けた東福寺の枯山水で、75年前に描かれた砂紋が再現された動画などおすすめ動画が盛りだくさんです。
庭師の方が丁寧に砂紋を書き上げる様子は圧巻