京都には美しい庭園が広がっている寺院がたくさんあり、それぞれが異なる風情を持っています。建仁寺庭園の枯山水についてまとめてみました。
建仁寺庭園とは?
建仁寺庭園とは京都府京都市東山区に建立された建仁寺にある庭園です。寺院の正式名称は東山建仁禅寺で臨済宗建仁寺派の総本山として知られています。建仁寺庭園は方丈前庭の大雄苑、四面正面の中庭である潮音庭、そして◯△囗乃庭の三つにより構成されています。最も見どころとして知られているのが、方丈前庭の大雄苑ですが、潮音庭と◯△囗乃庭も異なる風情のある庭として人気があります。いずれも枯山水様式で作られているのが特徴で、それぞれが個性を持っていることから観光スポットとしても人気がある場所です。
建仁寺庭園にある枯山水の見どころ
建仁寺庭園の大雄苑は石庭の美しさが際立っているのが魅力です。枯山水様式で大切にされている方丈が見える位置にあり、建物の描くシルエットと石庭に描き出されている模様との対比の美しさに趣を感じられるでしょう。方丈と一緒に庭園を見るというスタンスで鑑賞すると美しい構成がいくつも作り上げられているのがわかります。
潮音庭は四面正面に仕上げられているのが特徴です。四面正面は東西南北のどの方向から見ても正面のように美しく仕上げられている様式です。枯山水で欠かせない苔を生かしているのが特色なので、建物と廊下のそれぞれから見せてくれる青々とした美しさを堪能しましょう。
〇△口乃庭は中央を〇、右側を□、左側を△としていて、禅宗の正解では〇は水、□は地、△は火を意味しています。〇△口乃庭ではこれらの記号がそれぞれ中央にある亀島、土手、井戸の三つにより表現されているのが特徴です。全体の構成をじっくりと見つつ、亀島を中心として石庭に描かれた波紋の美しさを楽しむのが一興でしょう。
建仁寺庭園のまとめ
建仁寺庭園は金福寺庭園と同様の枯山水庭園で、石庭や方丈、苔などを生かした風情のある仕上がりになっています。方丈前庭とも呼ばれる大雄苑、四つの方向から楽しめる潮音庭、オブジェクトを生かした美しさを描き出している〇△口乃庭の三つを同時に堪能できるのが魅力です。それぞれの違いを見てみると枯山水庭園の奥深さを理解できるでしょう。
建仁寺庭園の住所・アクセス
庭園名 | 建仁寺庭園 |
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