枯山水の日本庭園

滋賀県米原市にある青岸寺の枯山水庭園

2020年11月10日

青岸寺の枯山水庭園

青岸寺は、滋賀県米原市にある曹洞宗の仏教寺院で、国の名勝に指定されている枯山水庭園があります。

白砂の代わりに杉苔の緑を用いて水の流れが表現されており、背景となる太尾山山腹の斜面地に無数の石を用いた石組み群が豪快で素晴らしいです。

うたたぞう
青岸寺の枯山水庭園をたくさんの写真とともにお届けします!

青岸寺とは?

青岸寺は、滋賀県米原市にある曹洞宗の仏教寺院です。

青岸寺

山腹を利用して作庭された枯山水の庭園があり、1934年(昭和9年)に国の名勝に指定されています。

青岸寺にある枯山水庭園の見どころ

青岸寺庭園06

太尾山山腹の斜面地に無数の石を用いた石組み群によって築かれた山が見どころです。

巨石で組まれた力強い蓬莱島を前景の焦点としています。

枯池泉における水の流れは、一般的な白砂ではなく杉苔が用いられています。

青岸寺庭園04

青岸寺庭園05

青岸寺にある枯山水庭園のめぐり記録

2020年11月6日(1回目の来園)

青岸寺庭園03

米原駅から徒歩で5分ほどにある太尾山の麓にある青岸寺。

山の斜面を利用して作られた築山林泉式の枯山水庭園があります。
 
豪快な石組と美しい苔庭が捕陀落山の世界を表現していて、山の斜面が利用されているので庭園に奥行きが感じられ深山幽谷の世界が広がります。

枯山水といえば白砂と砂紋で水の要素が表現されるのが一般的ですが、青岸寺の枯山水はちょっと変わっています。

水の要素が苔で表現されていているので、より幻想的な空間が生まれているのです。
 
庭園の一番奥には二段構成の枯滝石組があり、その枯滝から水が流れて苔で表現された大海に流れ込んでいます。

池の中央には蓬莱島がどしんと際立ちます。
 
そんな青岸寺庭園には二面性があるとのことです。

梅雨の時期や雨がたくさん降ったときに枯山水庭園が池泉庭園に姿が変わるそうです。

そんな姿を見にまた訪れたいです。

青岸寺庭園の住所・アクセス

庭園名 青岸寺庭園
住所 〒521-0012 滋賀県米原市米原
アクセス JR米原駅東口より徒歩7分
電話番号 0749-52-0463
開園時間 9時~17時(冬季のみ16時まで)
入園料 大人300円
小人100円(小学生~高校生)
団体270円(30名以上・要予約)

※ 最新の情報とは限りません。必ず事前にご確認の上、ご利用ください。

  • この記事を書いた人

うたたぞう

ボードゲームがきっかけで枯山水に出会い、好きになり、枯山水に巡ることが趣味になりました。 いつか枯山水のお庭があるマイハウスを建てるのが夢です。

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