砂や砂利は、枯山水の見どころの1つである砂紋を表現するために使用します。
枯山水で使われる砂や砂利にはどんな種類があるのかまとめてみました。
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枯山水で使用する砂や砂利の種類
白川砂(砂利)
白川砂とは、京都にある白川上流で取れる、花崗岩の白川石が風化した白くて美しい砂利のことを指します。
京都・北白川の特産品になっており、全国各地の寺社仏閣、京都御所など古くから様々な庭園で利用されてきました。
大磯砂(砂利)
大磯砂は、神奈川県大磯海岸で算出される、青みを帯びた砂利です。
伊勢砂(砂利)
伊勢砂利とは、三重県北部(伊勢の国)にある鈴鹿山脈より伊勢湾に流れる朝明川の流域にて産出される花崗岩の砂利です。
水はけや水もちがよく、敷砂利として古くから愛用されています。
桜川砂(砂利)
桜川砂は、花崗岩が風化したもので、錆びが強く褐色で落ち着いた印象を与える砂利です。
五色砂(砂利)
五色砂は、全国各地の海岸で産出され、白、黒、赤、青、褐色の5色が混ざり合っている砂利です。
錦石とも呼ばれます。
那智砂(砂利)
那智砂は、三重県熊野市にある熊野川から流れ込む七里御浜海岸で算出される砂利です。
黒那智、白那智と呼ばれます。
寒水石・白砂
寒水石とは、茨城県で産出される結晶質石灰岩(大理石)の石材名です。
白色から緑灰色の縞模様になっているものが多く、枯山水では細かく砕いた白色のものがよく使われます。
寒水石・黒砂
寒水石・黒砂は、寒水石・白砂の黒verの砂利です。
白川みかげ(砂利)
白川みかげは、通常の白川砂利よりも白が強く、明るい印象を演出してくれる砂利です。
白玉砂(砂利)
白玉砂利は、真っ白ではなく、茶やベージュが混じっており、日本庭園に馴染の良い白砂利です。
なごみさび砂利
なごみさび砂利は、全体的にオレンジがかったさび色で、他のさび砂利とは違う上品さが「わび・さび」を感じさせます砂利です。